2015年3月12日木曜日

今回は趣向を変えて

始めから、今日の監督の言葉
「目的意識を持って練習に打ち込む」
「一連の流れ、動作を考えて身体を動かす」
「全部の球を打つつもりで心構えをする」
「勝つための練習をする」

さて、今回は雑談として、その昔、あるチームにて実際の試合であった状況を紹介してみます。
頭の体操として、ソフトボール経験者はお考えください。
ソフトボール未経験者の方も、こんなことがあるんだな~、ぐらいの軽い気持ちでお読みください。

〔1アウト、ランナー1塁(一番打者)、3塁(八番打者)〕
割とよくあるような状況で、打席に立ったのは二番打者。
さて、これから第一球という場面で、守備についている選手たちは何を警戒し、どのタイミングでどう動くでしょうか。
現役プレイヤーの方は、自分の守備位置以外にいる人たちの動きも同時に考えると、より頭の体操になると思います。

さて、その試合ではこんな結果となりました。

ノーアウトや1アウトでの1、3塁の状況では、1塁走者のみが盗塁を試みることが多いです。
そのためか、投手にはストライクの指示を出されることが多いようですね。(2アウトでは横に外して、1塁走者を刺すようなチームもありますが)
ランナーが3塁にいるために、内野も外野も前進守備。
対する打者は、ピッチャーの動きに合わせて打つ構えから、バントの構えに切り替えました。
それを見たファースト、サードはダッシュ。
そして・・・・・・・・・・・・、打者はセカンド本来の位置を狙って、プッシュバント。
強く押し出されたボールはバント処理に備えて走っていたファースト、ピッチャーの間を抜け、ベースカバーのために前進守備の位置から慌てて一塁へ身体を向けたセカンドの背中を抜け、ライト前へと転がっていくことに・・・。
走者たちは、ピッチャーの手からボールが離れるタイミングで一斉にスタートをきっていました。
当然ながら、3塁走者はホームイン。
1塁走者は三塁まで走り、打者はライトから三塁への送球を見ながら二塁へ。
ベンチからの指示は「初球スクイズ(&バントエンドラン)」でした。
さて、現役プレイヤーはちゃんと守れそうでしたか?

これは、自分が守備側なら、一塁だけではなく、二塁、三塁のベースカバーも混乱してしまうような状況です。
もし、頭の中でも同じような展開になってしまっていたら、気をつけてくださいね。
そして、どうすれば良いのか、まずは自分で答えを出してみてください。
1、3塁だから絶対に1塁走者のみが走るとは限りませんし、バントの構えをしたからといって、それが弱い打球かはボールが当たるまでは分かりません。(バスターヒッティングでHRということも過去に見たことがあります)
まずは、いろいろな可能性を考え、イメージトレーニングをしてみてください。

長々と書きましたが、読まれた方の頭の体操になれば幸いです。

因みに・・・・・・・・・・・・・、それでも、そのチームはその試合で負けました。
守備練習、本当に大事です。

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