2015年11月28日土曜日

親の評価はいつも辛口

今週は大会もないので暖かい時間帯に練習でした。
来週に大きな大会である宮日ジュニアソフトボール大会が控えているので、無理のないよう自分たちのペースで練習ができる状況は大変ありがたいと思います。

本日は久し振りに練習をこっそり覗いて見ましたが、団員たちは本当に上手くなったなとしみじみ思います。
単に親バカならぬ保護者バカな目線かもしれませんが・・・。
ここまで上手くなったのも、団員たちの並々ならぬ努力は勿論、監督を始めとする指導者たちの熱い教え、見守ったり手伝ったりする保護者たち、場所を提供してくださる広瀬北小学校、支えてくださっている地域の方々、今でも練習に顔を出してくれている先輩たち、そして、今まで対戦してきた他チームとの試合経験。それらのどれか一つでも欠けていたら今の強さはないのかもしれないのかなと思います。
たった一人で強くなってきたわけではありませんし、一人だけで強くなることはできません。
指導者や保護者は謙遜も含めてどうしても辛口評価が多くなり、素直に褒めてくれることは少ないですが、その言葉に含まれた深い意味を読み取れるようになっていただきたいと思います。
個人的な意見を申しますと、あまり褒めない人がたまに褒めてくれると物凄く嬉しくなるとも思いますけれどね。稀少価値的な感じで。小学生に分かりやすい言葉なら「スペシャルスーパーレア」とか「アルティメットレア」「☆4」とか?
最近、試合中にたまに聞こえるお褒めの声に(自分の子どもに対してではなくても)思わずニヤリとしています。よく褒める保護者の声は勿論、嬉しいと思いますが、たまに聞こえる厳しい方からののさりげない褒め言葉も「言わせてやったぜ!」くらいの前向きな(?)気持ちになると良いのかなと思います。
勿論、元々は周りのためではなく、自分のためにしているソフトボールだと思います。でも、少しくらいは褒められたい(認められたい)と思ってしまうのも小学生としては当然かもしれませんね。

今日の監督の言葉
「大きくなりたいなら飯を食え」
「目標を掲げてチャレンジし続ける習慣を持つ」
「勉強をする」
「して良いことと、悪いことをしっかり区別して覚える」
「努力なくては成長できない」

以下は、練習を見ての個人的な感想を少々・・・。


「2バウンドより、1バウンド。1バウンドよりノーバウンド」
ゴロ捕りのなどのバウンドボール。自分はどんなに打球が強くてもノーバウンドが一番怖くなかったです。理由:風以外で方向が変わらないから予測しやすい。
一度でも地に着くとボールの回転や地面の状況でバウンドが変わるイレギュラーバウンドと呼ばれる現象が起こることもあります。そして、ソフトボールは理論上、野球と違いツーバウンド目が一番怖いという話も・・・。
一番目を逸らしにくいのもノーバウンド。できれば突っ込んで捕球していただきたいと思います。
・・・・・・・・・・・怪我をしない程度に。

「打者は打ち上げても、ぼてぼてゴロでも全力で走れ!」
初心者とある程度慣れた選手に多い状況だと思います。
アウトになることが分かるので諦めてしまうのです。ただ、最後まで何があるか分からないのがソフトボール。プロ野球選手でもフライの落球、イージー(簡単な)ゴロの捕球ミス、送球の暴投はあります。
全力でオレンジのベースに向かって駆け抜けてください。
但し、走者は別です。状況を見極めてくださいね。

「ボールは正面で」
基本ですが、強い打球から逃げたくなる気持ちはよく分かります。「身体を張って止めろ!」痛いのは嫌だと思います。
でも、自分の経験からは身体の横から見る打球の方が怖かったです。打球の速度も正面から比較して1.5倍速くらいに感じます。
そして、しっかりグローブで掴めば、身体に当てることもなく、痛くもありません。
痛いのから避けたいのは本能なので、なかなか難しいですが、練習で慣れてくれたらと思います。

「後方はバンザイで走らず半身(はんみ)で下がる」
ボールの落下地点を予測して全力で後ろに下がり、前に出てきて捕球・・・が理想ですが、そんな選手は少ないです。
初心者に多いのが全身を打球の方向に向けてバンザイしたような状態で後ろに下がる動き。
ほとんどが間に合わないため少し後方へ落ちます。
半身とは、身体を斜めに向くことです。顔(上半身)だけ打球へ向けて足(下半身)は後方へと意識すると自然に斜めになるでしょう。外野手の基本ですので是非、できるようになってください。

「外野は内野を信頼しすぎない」
チームメイトですから信頼は必要です。「こいつなら捕ってくれる!」その心は勿論大事です。
しかし、人間誰でもミスはあるもの。どんなに上手な選手でも、うっかりはあるのです。
失策の頻度に違いはありますが、全くエラー無しの団員はいないと思います。
ボールカバーの心構えは意識しておきましょう。

「自分がミスした後もプレーは続いている」
上手い選手ほど、たまにする失敗のショックは大きいでしょう。しかし、ルール上「ボールデッド(デッドボールではなく)」といわれない限りはプレーが続いています。
ミスした後が大事。練習中から最後まで責任を持ってボールを処理しましょう。
ボールから目を離していると、隙のないチームは先の塁を目指します。
自分たちなら走るでしょう?

「声を出す方が動きも良い」
どの団員もそうです。どんな声でも出しているとリズムにのってくるのか動きが格段に良くなります。
奮い立つ声でも良し。周りを励ます声でも良し。褒める声でも良し。自画自賛でも良いのです。
声の出ている団員は皆、性格、個性に関係なく動きが良くなります。
大事なことなので二回言いました。

「返事とは・・・・・・・・・」
呼びかけに対する答えです。つまり、呼びかけた相手に伝っていなければ返事をしたことになりません。答えが届いていないのですから。
場所が遠ければ届きにくいこと。周囲がうるさいと聞こえにくいこと。これを意識して状況に応じた返事ができるようになってくれればと思います。
返事と挨拶は、生活・・・人間関係で物凄く大切なことです。注意されているうちに改善できればと願います。

基本的なことばかりですが、練習中に気になった点です。
Aクラス、Bクラスともに共通する話だったりします。
尚、個人を特定して注意しているわけではなく、心構えとして覚えていてくれたらと思います。
上手くなってくると、初心者のころの失敗や注意された部分を忘れてしまいやすくなります。
プロ野球選手も身体作りの基本であるストレッチや野球の基本であるキャッチボールをとても大事にしています。
その意味も考えてくれたらと願うばかりです。

と、余談ですが、日本プロ野球選手会が「キャッチボールクラシック」というゲームを考案しています。
単純な二人一組ではないこのゲーム。
面白そうだなと思う反面、暴投・捕球ミスが多いと険悪なムードになりかねないなと思います。
興味のある方は、「キャッチボールプロジェクト」で検索してみてくださいね。
因みに、宮崎県でチャレンジしたチームは小学生、中学生、一般ともに平成27年11月5日現在ではないようです。ちょっと残念。

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