2015年11月3日火曜日

やっとかっと

今回の表題は宮崎弁です。
あるお菓子の名前に似ていますが、関係はありません。
この意味は後ほど・・・。

本日、佐土原西運動広場にて佐土原町域ソフトボール専門部主催の大会「平成27年度パナソニック杯」が行われました。
広瀬北ソフトボールスポーツ少年団の結果をAクラス、Bクラス別にご覧ください。

【Aクラス】

〔一試合目〕

○広瀬北 17-1 ●那珂

初回で調子に・・・もとい、勢いに乗りました。
一回表、長打が目立ちましたが個人的には走塁こそ評価したい。
ワンアウト走者三塁で、五番打者がピッチャーに打ち、守備の乱れた隙に打者が二塁まで走りました。
その後にも良い走塁が見られた回でした。
打者一巡後に振り逃げがありましたが、個人的には良く判断して走ったと思っています。その前に長打を放った本人は不服でしょうが、結果として生還。点数に繋がる結果なら良いと思いましょう。
スリーアウト目のセンターライナーはかなり良い当たりでしたが、あれは相手守備を褒めるしかないですね。
二回表、ワンアウト走者なしからセンターへの二塁打→ライト線への二塁打と繋がりました。
どちらも初球からの積極的なバッティングでした。
三回表、先頭打者がピッチャー強襲安打。良い当たりでした。
四回表、先頭打者と次打者が長打。この二人はこの試合、全打席安打でした。
続いて守備。
一回裏、ツーアウト走者なしでのスリーストライク目。思わず手が出てしまう良いウエストボール(釣り球)でした。ナイスバッテリー!
二回裏、守備が大幅に変わりました。ここから四年生投手ですが、全体的に安定していたと思います。
三回裏、一二塁間に向かった打球をファーストが捕球。そのまま走者と勝負!せずに、ベースカバーに入ったセカンドにトス。どちらも良い判断でした。個人的にはセカンドの隠れたファインプレーだったと思います。打球に反応した上、ベースを空けないのは基本ですがそれを瞬間的に反応、判断するのは難しいのです。
四回裏、ツーアウトから守備が乱れ、それが点数に繋がってしまいました。色々と勉強になった回だったと思います。

〔二試合目〕

●広瀬西 1-2X ○広瀬北

負けを覚悟した試合でした。
投手は8奪三振(振り逃げ成功含む)で、内容的には完全に打ち取っていました。
一回表、レフト前の安打がありましたが、まともに打たれたのはこれだけです。
さりげなくこの回、キャッチャーが良い仕事をしています。
二回表、少し逸れ気味の難しい送球をファーストが伸びて捕球、アウトにしてくれました。
三回表、先頭打者を出塁させてしまい、守備の乱れからワンアウト走者一、二塁に。そこでキャッチャー前に転がり、ファーストはアウト。そのまま三塁を蹴った走者がホームに向かうとファーストが送球。キャッチャーのタッチをするりとかわされホームインされてしまいました。
この回で言えることは、「送球は慌てず、確実に」。
六回表、守備の乱れが続きましたが挟撃発動!走者を挟んでアウトにするプレーが続きました。
その中でも、センターがセカンドに入ってのタッチプレーはかなり良い判断だったと思います。
続いて攻撃。
一回裏、ワンアウト満塁のチャンスを活かせませんでした。
二回裏、先頭打者が綺麗なバッティングで出塁すると、次打者はプッシュバントで続きました。
その後が続かなかったのが残念です。
バントは成功すると周りも盛り上がり波に乗れますが、逆に失敗すると周りが盛り下がってしまうという状況がはっきり分かった回だっといえるでしょう。
送りバントのほとんどはサインによるものだと思います。作戦が明確に失敗することになるので走者、打者、次打者が悪い意味で力が抜けてしまうのは仕方がないのかもしれません。
バントは大事ですね!
一点差を追う六回裏。
先頭打者が外野への安打で出塁。次打者がプッシュバントで続きました。打球の位置が違うくらいで二回裏の再現です。
そして、続いた打者が見事に送りバントを成功させ、その後ワンアウト満塁へ。次打者がショートへ打ち、一点を返しました。
二回裏との対比でバントの重要さが分かる回だったと思います。
その後ツーアウト満塁からの長打。
からくも勝利しました。

三角リーグで二勝したため、Aクラスは広瀬北ソフトボールスポーツ少年団の優勝です。
おめでとう!!
この勝利は色々な意味で大きかったのではないでしょうか。
そして、表題の答えです。
「やっとかっと」とは宮崎弁で「かろうじて、やっとの思いで」と言う意味があります。
志布志方面でも使うみたいですが、富山弁でも似たような意味で使われているようです。
若い子は使わないと思ったので、あえて使ってみました。

【Bクラス】
〔一試合目〕

●広瀬 6-7 ○広瀬北

「宮崎市スポーツ少年団総合スポーツ大会」での雪辱を晴らした!と言いたいところですが、見事に取った取られたのシーソーゲームでした。
そのため時系列で記録します。
初回、守備の乱れから先制され、さらに安打でまず二点を奪われました。
二回裏、先頭打者がセンター前安打で出塁→盗塁→内野ゴロ→内野ゴロで一点を返しました。
その後にまたもセンターへの安打で出塁した走者を三塁まで進めたのに還せなかったのが惜しかったです。
三回表、一点差からソロHRを打たれ、差は二点差に。
三回裏、見事なバスターで安打→盗塁→三盗。内野に転がりそこで走者、打者とも好走塁を見せ、一点を返しました。
そのままノーアウト三塁でピッチャーに転がり、走者の思わせぶりな離塁で、守備が迷い打者もセーフに。塁が空いている時の怖い点ですね。瞬時の判断、本当に大事です。
そして次打者が内野へ打ち、守備の乱れの隙を突いて好走塁。そのまま(打者が)生還。三点追加して逆転。
さらにセンターへの安打で波に乗れたら良かったのですが、残念。続くことができませんでした。
四回表、二点差に安堵したのか守備で失策が続き三点を返され逆転されました。
四回裏、先頭打者が出塁し二塁へ。それから送りバントを確実に決め、その後ツーアウト走者三塁から一点、同点に。
そのままセンターへの安打→盗塁→長打でさらに加点し、ここで逆転。
五回表をきっちり抑え、なんとか勝つことができました。
今回の表題はこの時点(Aクラス戦はこの後)で頭に浮かんだ言葉です。
まさか、本当に使うことになるとは・・・。

〔二試合目〕

●広瀬西 2-12 ○広瀬北

お昼を挟んで眠くなる時間帯の試合でした。
この試合も時系列で記録します。
初回、四球はあったものの内野ゴロ2、1奪三振の落ち着いた立ち上がりでした。
一回裏、先頭打者が出塁→盗塁→ライト前安打。ワンアウト走者二、三塁から四番打者が粘って四球出塁で満塁に。個人的にはこの時の身体を張って後ろに逸らさなかった捕手が見事だったと思いました。毎度の事ながら、ひろきたソフト応援記録です。
そこから五番打者は初球から積極的に狙い、その鋭い当たりは三遊間を抜けてレフト前へ。その際に二人生還。
次打者も三遊間を抜けるレフト前を放ち、一人還しました。
そして迎えた七番打者。六年生も一目置く四年生の彼はその期待に見事に応えてくれました。
センターオーバー3HR。
二回表、投手が乱れてしまいワンアウト満塁に。そこでライト線への微妙な場所へ打球が飛び、一点を返されました。個人的にはこの時、ファーストに送球していれば打者がアウトだった可能性は高かったと思います。
そして、死球(四球ではなく)押し出しの後、投手交代。いきなりワンアウト満塁のピンチから引き継いだかなり投手は緊張したと思います。
しかし、そこは五年生。ピッチャーゴロに打ち取りホームへ送球→されに一塁へ。1-2-3のダブルプレーを取りました。キャッチャーからの送球はやや高く、他の団員だったらジャンプしていたかもしれませんが、背の高い彼は伸びてベースから足を離さずに捕球。さりげない好プレーですが、当人はその凄さに気付いていなかったかもしれません。
ピンチの後のチャンスな二回裏。
先頭打者がセンターへの安打で出塁するなどワンアウト満塁でしたが、活かしきれませんでした。
三回表、ファースト方向へ転がったゴロでしたが、ピッチャーが捕球。ファーストも前進していて一塁は空・・・にならず、セカンドがしっかりベースカバー。Aクラスでは当然のプレーかもしれませんが、Bクラスです。周りが「よく入った」とセカンドを褒めました。個人的にはセカンドが入ってくれると信じて落ち着いて投げたピッチャーも褒めたいのですが。慣れないと慌てる場面です。
長打はあったものの、しっかりこの回無失点に抑えてくれました。
三回裏、先頭打者が初球から三遊間を抜けるレフト前安打で出塁し、後逸ごとに彼は走りました。
当人も「暴走」と言うほどの走りは功を奏し、生還。個人的にはこれも勉強だと思います。
走者がいなくなった次打者は内野強襲安打で出塁。そして次々打者はバントを成功させ、自分も生きました。
ノーアウト走者二、三塁からセンターへの安打で一点追加。さらに追加した後、二番打者がライト線への2HR!そして、さらには一点追加することができました。

Aクラス同様、二勝!
しかし、Bクラスは驚きの五角形リーグ。
二勝したのがもう1チームありました。つまり・・・・・・・・・・。

〔優勝決定戦(判定戦)〕

○広瀬北 4-1 ●那珂

お馴染みノーアウト二塁スタートです。
判定戦は元々、確実に点数を取ることが前提の状況。まずは、これを覚えておいてください。
判定戦一回目表。先頭打者が走者を送り、ワンアウト走者三塁に。
続く打者がサードへ打ち、三塁走者の離塁と戻りで打者も無事一塁へ。走者を溜めることに成功しました。判定戦はどちらも確実に点数を取ることが想定されるため、通常以上に走者をためる必要があります。
どちらにも点数が一点は入る可能性が高いため、最初の走者を生還させるだけでは引き分けに留まってしまいます。
そして(一、三塁のため盗塁の後)ワンアウト走者二、三塁で三番打者は、基本どおりにセカンド方向へ叩き付け、走者生還(打者アウト)。まずは一点。
続いた打者がセンター方向へ打ち、さらに一点追加。
ツーアウトから走者二塁で右中間を破る2HRが出ました。
これで気分的に楽にはなったけれど、油断をするとひっくり返されるのも判定戦の怖いところ。
この時点で四点差。差があるので走者を無視(一点をとられるのは当然として)の指示。
これはなかなか難しいですが、打者を確実にアウトにしていけば取られても一点で勝つことができます。
ですが、その一点を惜しんでしまう(無失点にこだわってしまう)のです。
元々点数を取られて当たり前の判定戦なので、その一点で流れが変わることはあまりないのですが、一点を惜しんで走者をためることになると、不思議と流れが変わってしまうことが多い気がします。
そこを頭で理解し、自分で納得できるかが判定戦の鍵だと個人的に思っております。
ノーアウト一、二塁で、跳ねる打球をセカンドが捕球。封殺(フォースプレー)できる場面ですが、当人は間に合わないと判断、確実にアウトを取りました。自分も間に合わないと思いました。
無理して投げたら、ノーアウト満塁だったかもしれません。
ワンアウト二、三塁。一点は仕方のない場面。打球は右方向へ転がり、内野手はホームへ送球。タイミング的には刺せた気もしますが、送球が逸れ、走者生還で一点を還されました。
この場合、一点を惜しんだわけではないのですが(間に合う自信があったから)、確実性を求めるなら打者をアウトにするべきだったのかなとも思います。ホームへの送球は慌ててしまいやすいですし、タッチプレーは難しいので。
結果論ですけれどね。
そして、ワンアウト走者二、三塁再び。
そこへ低い打球がサードへ上がりましたが、サードは落ち着いてノーバウンドキャッチ。すかさず、(走者の位置確認のため)後ろを向くと隙のないプレーを見せました。あの反応は走者の飛び出しを頭に入れてないとできません。
アウトカウントを一つ増やしてツーアウト二、三塁。
打球はピッチャーの頭を越えましたが、ショートが捕球し、落ち着いた送球をファーストも伸びて捕球。そして、しっかり捕球アピール!アウトでした。
この時の(他守備を含めた)全体の動きがとても良かったです。

そして、Bクラスも優勝!
おめでとう!!
久し振りのW優勝だ!!
そして、Aクラスの優勝旗も、団員保護者の名前が入ったBクラスの優勝旗も受け取りました。
本当に歴史ある大会だなと思います。

さて、本日「第6回宮日ジュニアソフトボール大会」の抽選もありました。
その結果、Aチームは「赤江ファイターズ」さんと「江南小ビッグボーイズ」さん。
Bチームはこちらも「赤江ファイターズ」さんと「四本松ソフトボール子供会」さん。
今日の接戦を教訓に、頑張りましょう!!
そして、それ以外の組み合わせについては宮崎県ソフトボール協会HP(H27大会要項・申込書)にて掲載されていますのでご覧ください。

尚、当ブログは大会結果、試合結果に関して確認しながらの更新となるので試合数が多いとどうしても遅くなってしまいます。
特に日付が替わる時間帯ではリアルタイム更新が多いので、記事の変更状況を見る羽目になってしまうので、ご了承ください。
個人的には次の日に確認することをオススメします。希望します。切に願います。

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