2016年5月8日日曜日

熱くて厚い二日間

昨日から高千穂総合運動公園にて開催中の「第30回全日本・第18回西日本大会(県予選)」。
その準々決勝以降の試合が本日5月8日(日)に行われました。
早朝から眠い目をこすりつつ、東九州自動車道を利用しての大移動だった広瀬北ソフトボールスポーツ少年団。
その労苦は報われたのか?!

〔準々決勝〕

●ヤマト 2-4 ○広瀬北

両チームとも選手たちの気迫が伝わる熱い試合でした。
時系列順に記録します。
初回、思った以上に跳ねなかった打球。先頭打者を出塁させてしまい、次打者が送りバント。打者をアウトにした後、二塁へ迷わず送球、離塁していた走者をタッチアウトにしました。
二回表、先頭打者が右方向に打ち、セカンドが捕球、滑り込むようにして一塁を踏んでアウトにしました。
その後にショート後方に飛球。ショートが見事に追い付きノーバウンド捕球してくれました。
三回裏、先頭打者が出塁→送りバント→外野へ打って三塁まで走者を進めましたが惜しくも点数に繋がらず。
四回表、やられてしまいました。1アウトからセンターオーバーのソロHR。しかし、その後の投手は見事でした。気持ちを切り替え二者連続三振に。
四回裏、このままでは終われない!ピンチの後にはチャンスです。
先頭打者がセンター前で出塁→バスターでセンターに→自分も生きるバント→内野ゴロで三塁走者はホームでアウト。
1アウト満塁で登場の打者がセンターに放ち、2点を取りました。
その後も内野安打、2アウトからのスクイズで2点追加。
五回裏、先頭打者が出塁→送りバント→盗塁で三塁まで進みましたが、点数にはなりませんでした。残念!
六回表、ノーアウト走者一、二塁。サードが強い打球をしっかり捕球、慌てず自分で三塁を踏み、アウトに。心構えができていた良いプレーでした。
しかし、その後に守備に少し迷いがあったのか1点を奪われました。
それでも、この回さらなるピンチをキャッチャーが落ち着いたプレーで三塁走者をアウトに。冷静だったと思います。
七回表、先頭打者の打球にピッチャーのグラブが弾かれましたが、ショートが落ち着いてカバーしアウトに。
2アウトからセンターに打たれ→盗塁→さらに盗塁されましたが、捕手の見事な送球&待ち構えていたサードの連携でタッチアウト、試合終了。良く見ていたと思いました。

良い試合でした。
どちらの選手たちも一生懸命に打球に飛びつき、どちらが勝ってもおかしくなかったと思います。
投手は7奪三振でしたが、こちらも7三振(振り逃げ含む)奪われています。

〔準決勝〕

○みずほ 10-0 ●広瀬北

完敗でした。
一言、強かったです。
しかし、選手たちの気迫も準々決勝である程度燃え尽きてしまった気がします。
初回、1アウト走者一、三塁から飛び出してきた三塁走者をアウトにしました。
二回表、1アウト走者二、三塁のピンチを投手が二者連続三振に。
四回表、1アウト走者三塁で外野に打たれ1点を先取されました。
2アウトにはしたものの、守備の乱れもあって5点を追加されてしまいました。
五回表、悪い雰囲気を引きずったまま、さらに4点。
しかし、その後にセンターが大きな当たりをノーバウンド捕球。セカンドが強い当たりを落ち着いて処理するなど気を取り直せた気がします。
悪くなった流れを断ち切る気迫を出せるようにしたいですね。
続いて攻撃。
守備の流れは攻撃にも影響があります。
出塁はするものの、点数には繋がりませんでした。
気分の切り替えはとても大事ですね。特に、人のすることなので中断はよくあります。
その直後にチーム全体で盛り上げる方法も覚えていく必要があるのかもしれません。
奪われた三振(スリーバント失敗含む)は5。
そこまでバットに当たっていなかったわけではありません。後は、練習ですね。

準決勝で負けてしまいましたが、三位決定戦に望みを繋げます。

〔三位決定戦〕

○ 港O 9-0 ●広瀬北

点数差はすごくありますが、投手はほとんど打たれてはいません。二人の投手が頑張りましたが、あわせての2被安打。はっきりと長打と言えるものはなかったです。
初回、先頭打者を四球→送りバント→守備の乱れで1点。
しかし、サードとセカンドがそれぞれ好プレーも見せています。
二回表、先頭打者を四球→三塁まで進められましたが挟んでアウトに。
しかし、その間に三塁まで進んでいた走者がワイルドなピッチングでホームに。一点を追加されました。
三回表、先頭打者が出塁→盗塁→盗塁→内野ゴロでファースト送球後に一点。
その間にサードが強い当たりをノーバウンドで捕球する好プレーもありました。
五回表、先頭打者が四球で出塁→盗塁→盗塁でレフト前などで6点も奪われました。
続いて、攻撃。
二回裏、レフトへの良い当たりがありましたがノーバウンド捕球。
三回裏、先頭打者がセンターへの綺麗な当たりが出ましたが、こちらもノーバウンド捕球。
四回裏、先頭打者が出塁→内野ゴロ→良い当たりすぎたライトゴロで三塁まで進めましたが、点数には繋がりませんでした。
五回裏、出塁するものの、点数には繋がらず。

悪い点は当人たちが一番分かっていると思いたいです。
それでも、あえて言うなら「打ち上げは駄目!」でしょうか。
外野まで打球が飛ぶことが悪いとは言いませんが、外野飛球勝負ではありません。その数で勝っても仕方がないのです。
因みに投手一人目は四回表までノーヒッターだったと付け加えさせてください。

上記の結果から、広瀬北ソフトボールスポーツ少年団は四位でした。
良く頑張りました!
当人たちは悔しいかもしれませんが、結果は結果ですし、個人的には良い成績だったとも思います。
今後は、今大会を教訓にし、練習にしっかり励んでくれたら今より成長できるのではないでしょうか。

個人的な意見として、投手が苦しい場面になった時、守備で助けるのは勿論ですが、もっと励ましの声を送れたらと思います。
特に四人も投手がいます。(候補を含めたらもっといますが)
その四人が、それぞれ自分がこんな時どんな声掛けならば元気が出るかを考える余裕が持てれば、もっと状況も変わってくる気がします。※効果には個人差があります。
「落ち着け」「焦るな」「力抜け」は投手当人がよく分かっていることです。
自分なら「それができるならとっくにやっとるんじゃ!!」と叫びたいと思います。
その辺りを含めて声の掛け方ももっと覚えてくれたらと願います。

今大会を運営に携わってくださった関係者の方々、二日間お疲れさまでした。
そして、ありがとうございます。
朝早くから応援に来てくださった方々にも本当に感謝です。
まだまだ成長の余地が多いチームですが、温かく見守ってくださればと思います。

今日の監督の言葉
「基礎から徹底的にやる」
「ミスがどこから始まっているかを考える」
「ボールを捉える位置を考える」
「ストライクと判断して振りにいくと間に合わない。全部打ちにいってボールなら止める」
「基本はセンター返し」
「素振りをする時にどこのコースをどう捉えるかを意識する」
「(投手は)投球練習でどこのコースを投げるかを考えながら投げる」
「(ピッチャーズ)プレートのどの位置からでも投げられるようにする」
「試合ではいつどこで(出番が)まわってくるか分からないので心の準備が必要」
「今日の試合で見えたものも多い」
「技術だけでなく精神も鍛える」
「点数を取られてからどう踏ん張るか」
「先取点をとられることもエラーで点数が入ることもある」
「どんなに練習してもエラーは起こるものだと頭に入れておく(プロですらエラーはある)」
「自分たちでどうするかを考える」
「自主練習をどうしているか」
「常に頭でイメージして練習する」
「だらだらと長く練習しても意味がない」
「ワンパターンの練習では駄目」

0 件のコメント: